家の守り人

家から出ません(ほぼ)

いだてん第7回「おかしな二人」ネタバレ(金が無いのに行く金栗と金はあるのに行けない三島)

今種のネタバレ

 

 

三島弥彦はオリンピックに参加するのか?

――校長室にて 

嘉納(役所広司)は「金栗くんが自費でオリンピックに行きたいと言ってねぇ。世界記録だからねぇ」と冒頭から嘘をつきます

 

どうしても三島弥彦(生田斗真)をオリンピックに行かせたいので、「三島君は記録がね…世界記録には及ばない」と煽ります

 

 

——練習後の休憩にて

四三(中村勘九郎)は可児(古舘寛治)に、実家に1,800円を無心したが返事が無いので、休学して借金すると言います

嘉納先生が行けというなら断る理由が無いからです

 

可児は嘉納に打診しますが、辛亥革命のときの借金が10万あるので出せません

嘉納「10万の男だぞ!」(=現在の数億円の価値)

 

大森(竹野内豊)「引率する先生がいれば別だがね…」

目が合う可児と永井(杉本哲太)

 

 

——三島家

煙草も酒もやめた弟に、まさか参加するつもりじゃないよなと兄の弥太郎(小澤征悦)が釘を刺します

弥彦が兄に土下座する…と思いきやクラウチングスタートで女中達が持つゴールテープを切るアピールをします

四三の渡航費用のめどが立つ

四三は兄(中村獅童)から返事をもらいます

お前は家紋の誉れ
行ってこい
力いっぱい走ってこい
金のこつ(=こと)は案ずるな
必ず外国へ行かせてやる
それだけの価値がある…

嫌われていると思っていた兄からの思いがけない手紙を読んで号泣する四三と可児なのでした


—オープニング—

 

四三は兄に感謝の手紙を出します

「四三は幸せ者です」と

マナーレッスン開始

——校長室

オリンピック参加の書類にサインする四三と弥彦

嘉納「これで君たちはオリンピックの日本代表だ」


嘉納「私のほかに一人か二人同行する」

目が合う可児と永井(2回目)

 


ストックホルムに行くまでの間、嘉納から英会話のレッスンを受けること、西洋式のマナーを身に着けることを命じられます

 


——寮にて

四三の渡航費用の心配をする寮生たちの中に、久しぶりの登場である美川くん(勝地涼)がいました

 

——熊本の春野家

金の無心をする四三の兄たち一家に、スヤ(綾瀬はるか)から提案があり、玉名の庄屋に行くことになります

 

 

——三島家

給仕もシェフもいるからという弥彦の提案で、マナーの勉強をしに三島家へやってきた四三ですが、玄関に着く前に三島和歌子と出くわし仕込み杖で威嚇されてしまいます


弥彦「ピアノでも弾きましょうか」

ピアノを弾きながら、最近の趣味はキャメラなんだよ…と言う弥彦に四三は圧倒されます


可児は弥太郎に無視され、西南戦争の話をした四三も和歌子にバッサリ遮られます

しかも偶然客として来ていた乃木大将を見かけ、驚くばかりの四三です

 

いざ食事マナーのレッスンが始まると、安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)から厳しい檄が飛びます

安仁子「フォーティースリー!」(=四三の意)

安仁子「ミスタークラブ!」(=可児の意)

 

結局叱られてほとんど食べられなかった四三は帰り際、女中のシマ(杉咲花)から食べ物をもらいます

ピアノ、写真機、乃木大将…裕福な家に生まれた弥彦との境遇の違いを実感する四三です

 

シマから10里走る気分を聞かれた四三はわからないと答えます

「だから走るのだ」と

同行者は二人

——校長室

マナーレッスンで叱られたことで安仁子の陰口を言う可児に、永井も同意します

旦那(大森)が尻に敷かれてるのはアメリカにいたときハウスボーイ(小僧)だったからだと言いたい放題言っています

 

永井「ミスタークラブはなぜくっついていったのか。やはり君が選ばれたのか…」

可児「校長は一人ないし二人の同行者を連れていくと言ってましたよ」と言って二人はニヤリとする


物音がして衝立の裏を覗くとそこには安仁子と大森がいました

安仁子「私たちは何も聞いていません」

 

 

四三が金のことで嘉納に直談判しに行くと、ちょうど可児と借金のことで大騒ぎしているところでした 

そのまま出かける嘉納は四三を連れて外出します

 

勝海舟からもらったコートを自慢するライトマンこと嘉納校長は、ここぞというときにしか着ないから、と大事な服を質に入れました

そのお金で三越呉服店で仕立ててもらうように言い、2週間後、四三はフロックコートと背広を手に入れました

 


——校長室

同行者が二人に決まったからよろしくと嘉納から聞いて、可児は一人は自分だと確信します

可児「もう一人は永井君ですか?」

嘉納「安仁子夫人だよ。通訳も必要だし」

可児「では安仁子さんと私が?(永井舎監は残念だったな…)」

嘉納「ちがうよ。君を連れて行ってどうするんだ」

可児「では、『よろしく』とは?」

嘉納「留守番をよろしくという意味だよ」

可児「あぁ…」

 

そこに行く気満々でやってきた永井は服を新調してきていました

金が無い四三と家族に応援されない弥彦

——三島家

庭で撮った写真を現像しながら、家族に祝福されて激励されてオリンピックに参加する四三を羨ましいと弥彦は言います

母は兄に、兄は金にしか興味が無いと


相変わらず、食事マナーのレッスンでは四三は安仁子に叱られています

安仁子「フォーティースリー!」

 


渡航費用のことを考えて落ち込む四三は、ついに優勝カップを手放すことを決め、街に出ます

乗り遅れた路面電車が過ぎ去った後には、上京した兄が立っていました

手には箱に入った1,800円をもって…

まとめ:金栗と三島の境遇について思うこと

サブタイトル「おかしな二人」とは戯曲です

1965年に初演され、映画化やテレビ化もされています

 

今週は四三と弥彦の対比が描かれていたので、このタイトルになったのでしょう

 

予科生とはいえ高等師範学校に通っている四三も、当時としては恵まれた環境だったと思います

 

田舎に生まれた場合、ほとんどは四三の兄のようにその土地で生きていくことになりますから

玉名の庄屋みたいに商売人として裕福になる(家業だろうけど)という道はありますが、弥彦や弥太郎のような学校に通うのが当たり前の環境はないのです

 

あの時代に高等学校出ていればそれはそれは超エリートでしょう

現代でも女子の大学進学率とか見れば、県民性が見えますよ

 

ちなみに九州に生まれちゃうと進路を決めるときでも、まず福岡、そして大阪、最後に東京みたいに選択肢を決めるんですよね。周りの大人が

しかも私立高校=勉強できないと思われるという、都会との逆転現象が生じてます

なので、大学に行くなら進学校の公立高校に行かなければならない、進学校に行くためには中学で内申点を上げて部活もやってないといけない、みたいな

 

話が逸れてしまいましたが、三島天狗や弥太郎を見ると、日本の中枢に近い家に生まれるってどんな感じかなと思うわけです

 

次回、第8回「敵は幾万」

お楽しみに